6月20日(木)15:00より新橋で開催された(一社)日本エシカル推進協議会の記念シンポジウムに、研究会メンバー4名(江口・正木・太田・冨田)が参加して参りました。
生駒芳子JEI会長の開会挨拶で始まったシンポジウムの基調講演は、一橋大学イノベーション研究センターの市川 類 特任教授による「AI倫理からAI安全へ~生成AI以降の世界のAIガバナンス制度の方向」。AI(人工知能)には「イメージとしての人工知能(研究)」と「実用としての人工知能(工学)」の二つの見方があり、実用としてのAIの急速な発展が「人間が支配されるのではないか」という、AI研究に対する不安感を引き起こしているという現状や世界のAIガバナンス政策の経緯など、短い時間でしたがとても興味深いお話しを伺うことができました。
特に国によるAIガバナンスの差異は、文化や宗教、国家体制によるものである…という、国による倫理観の違いにもつながるお話しや、システムの中にいかに人間の価値観(社会規範や倫理)を組み込んでいくのか等、今後様々な分野で研究され議論されるべき内容に改めて考えさせられました。
閉会後は1フロア下りた懇親会会場へ移動。ビジネスや教育分野、非営利団体など様々な分野で課題解決のイノベーションに取り組んでいる方々との交流は私たちにとっても大変刺激的であり、とても有意義な時間を過ごすことができました。ここで得た知見や出会いを研究会に持ち帰り、インテリアにおけるエシカルの研究や今後の実践に生かしていきたいと思います。
*「JEIエシカル基準」の解説書が発売されました。
*JEI副会長の山口真奈美氏の著書も購入。しっかり勉強させていただきます!
TOMITA/2024.6.24
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