【京からかみ 株式会社丸二】
展示ブースの中で一際目立つデザイン。唐草紋様のような柄が横に斜めに広がるブースは迷宮への入り口のよう。その隅に、明治初頭の日付の入った版木がひっそりと置かれていた。
京都からかみの老舗、株式会社丸ニさんにお話を伺った。
襖が生活の場から姿を消して50年以上、伝統の版木が消失しつつある中、買い取り、職人技を守り繋いできた。
いま、伝統の技が紙と色調を変えることにより斬新な表情に変貌し、ライティングによってそのデザインは存在感を増す。
唐紙、襖から壁紙、インテリア素材としてまだまだアイデアは尽きない。
「版木を守ってくれた先人に感謝しかありません」といった丸ニさんの言葉が印象的だった。
Kanno
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