日本国内だけで廃棄され、焼却される衣料は100万トン以上ともいわれています。大部分は焼却され大量のCO2排出につながっています。最近では、SDGsが日本でも認知されるようになり、衣料のアップサイクル、リユースがファッションのトレンドとして一部のマスコミを賑わしています。しかし、インテリア商材として、まだまだ開発されていませんでした。
「PANECO」では、このファッションロス問題に、ディスプレイ・デザインの視点からアプローチ、廃棄衣料品を原料とするサステナブルな循環型リサイクルボードを作り上げました。布だけでなく皮革など廃棄衣料品に含まれる様々な繊維を原料としています。循環型繊維リサイクルボードとして、使用後は回収し再びボードして、リサイクルできます。
繊維含有率を最大90%。硬度を確保しながら木質ボードのように優れた加工性があり、独特の素材感を表現しています。手でさわるとかなり堅固です。商業施設やファッション店舗などの什器に良く使われています。
例として、H&M・池袋店では、H&Mで発生した不良品をアップサイクルした循環型リサイクルボード「PANECO」を採用した什器を一部導入。またNewcomen新宿では、イベントして衣類回収ボックスやグリーンプランターなどに使われています。(’22年3月14日期間限定です)。気を付けてみると、間近にエシカルなインテリアを発見できます。エシカル探検を楽しんでみてはいかがですか。
写真:2021年10月「国際サスティナブルファションEXPO」会場よりPhoto by Kanno
<参考>
■株式会社ワークスタジオ
■Material board サイズ:930×930×5.5t
■廃棄衣料品の提供、注文はオーダーフォームより連絡
■繊維リサイクルプロジェクト
kanno
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